みなさん、こんにちは!
飲食店店長ハラミです。
突然ですが、みなさんは「QSC」という言葉を知っていますか?
飲食店で働いていると「QSC」という言葉を聞くことがあると思います。
実は飲食店では非常に重要な言葉なんです。
しかし「QSC」と言われただけでは意味が分からないと思いますので、今日はその意味を説明していきたいと思います。
ぜひこの記事で「QSC」の意味を理解して、今後の飲食のお仕事に役立ててもらえたらと思います。
それでは始めていきましょう!
Q(クオリティ)
Q=クオリティ:品質のことです。
飲食業での品質とは、料理に関することです。
お客様に提供する料理は、分量、温度、味付け、盛り付け、どれも常に一定のレベルでの提供を心掛けるようにしましょう。これがその店の料理の品質としてお客様に伝わり、ご満足していただければまた来店していただける。
逆にこの品質が悪いとお客様はどんどん離れていってしまいます。
- どんなに美味しくても盛り付けが悪ければ台無し
- どんなに盛り付けが綺麗でも、分量が毎回違えばがっかりされる
- どんなにいい味付けでも温度がぬるかったりすると美味しくなくなる
調理から提供までしっかりと管理して、品質の悪い料理を提供することのないようにしましょう。
品質が悪くなるとドンドンお客様は離れていってしまいますよ…..
S(サービス)
S=サービス:接客のことです。
飲食業において接客はその店の顔とも言えます。
そんな接客がおろそかになると、どんなにおいしい料理を提供しても、どんなにきれいなお店でもお客様は満足せず、お店のファンにはなってくれません。
また、接客で大事なのはお客様への直接的なサービスだけだと思っていたら大間違いです。
もちろん、お客様への直接的なサービス(案内や、料理の提供といったお客様に直接接客すること)は一番大事です。
しかしお客様への間接的なサービスが出来ておらず、せっかくのサービスが台無しになっているお店もあります。
では間接的なサービスとはなんなのか?
それはお店の雰囲気そのものです。
例えば、どんなに接客してくれた人が素晴らしい対応だったとしても、そのお店の従業員同士が仲が悪く、常に空気がギスギスしていたら嫌な気持ちになりますよね。
そのほかにも、来店してもいらっしゃいませもほとんど言われず、来てほしくないような雰囲気が出ていたりと…..
接客とは個人のみのサービスと捉えずお店としてのサービスとしてとらえましょう。
お店全体がお客様に対しての接客が出来ていることが大事です。
C(クレンリネス)
C=クレンリネス:清潔さ
お店の清潔さは飲食店では当たり前です。
どんなにおいしい料理だろうと、素晴らしい接客だろうと、お店が汚れていたら食べる気が失せますよね。
目に見える場所でさえ汚かったら、目に見えないところはもっとひどいだろうと思ってしまいます。
そしてそんな見えないところから出てきた料理を食べたいと思いますか?
私なら怖くて嫌です。
そうならないように日々の清掃はもちろんのこと、手が空いた時などは積極的に清掃していきましょう。
また、お店のキレイさだけではなく、整理整頓やスタッフの身だしなみなども「C」の中に含まれます。
物が乱雑に置かれていたり、スタッフの身だしなみがだらしなく見えることのないようにしましょう。
まとめ
読んでいただいたら気づいていただけたと思いますが、この「QSC」はどれか一つでも出来ていないと人気のお店にはなれません。
それぐらい重要な言葉ですので、かならず覚えて日々この言葉を意識しながら働くようにしてください。
そうすればお客様の満足度も上がり、常連のお客様も増えていきます。
そして基本が出来たら、さらにH=ホスピタリティという言葉も意識するようにしてください。
この「H」の言葉は最近ではよく聞くようになった言葉です。
「QSC」+「H」とも言われるぐらいです。
このホスピタリティに関してはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。